JDIへの株主提案


以下は私が2024年11月19日にJDIへお問い合わせフォームを通して株主提案書を送信した内容です。実際に送信した内容は文字数制限のために文章の一部を削除してあります。

ジャパンディスプレイ株式会社 御中

株主提案書

ディスプレイの高付加価値化とモジュール化に関する提案

  1. 統合型ディスプレイモジュールの開発
    小型ディスプレイに、プロセッサー、メインメモリー、記憶媒体を含む基盤を内蔵することで、付加価値を大幅に高めることを提案します。この統合により、以下の利点が期待できます:

    • 製品の差別化と競争力強化
    • 顧客のデバイス設計簡素化によるコスト削減
    • IoTデバイスやウェアラブル機器市場での新たな需要創出
  2. RISC-Vアーキテクチャの採用
    オープンソースのRISC-Vアーキテクチャを採用することで、以下のメリットが得られます:

    • カスタマイズ性の向上
    • 開発コストの削減
    • 省電力化と性能向上の両立
  3. 大日本印刷との技術提携強化
    大日本印刷(DNP)の持つ先進技術を活用し、ディスプレイのモジュール化を推進します。
    DNPの技術が本提案に寄与する点は以下の通りです:

    a. 印刷エレクトロニクス技術
    DNPの印刷エレクトロニクス技術を用いることで、薄型・軽量・フレキシブルな電子回路の形成が可能となります。
    DNPのナノインプリント技術により、ディスプレイへの回路内蔵が容易になり、モジュール化を効率的に進められます1

    b. 光学フィルム技術
    DNPの高機能光学フィルム技術を活用することで、ディスプレイの視認性向上が可能となります。
    これは、統合型モジュールの性能向上に直結します2

    c. メタバース関連技術
    DNPが開発中のメタバース技術を活用することで、統合型ディスプレイモジュールに新たな付加価値を付与できる可能性があります。
    例えば、XRコミュニケーション技術を組み込むことで、より没入感の高い表示が可能になります3

    d. デジタルアーカイブ技術
    DNPのデジタルアーカイブ技術を応用することで、統合型ディスプレイモジュールにコンテンツ管理機能を付加し、
    より高度な情報表示システムを構築できます4

  4. 新市場戦略
    開発した統合型ディスプレイモジュールを、スマートフォン、スマートウォッチ、ヘッドマウントディスプレイのメーカーに積極的に提案し、採用を促進します。

これらの施策により、ジャパンディスプレイの小型ディスプレイ事業の競争力を飛躍的に高め、新たな成長機会を創出できると考えます。大日本印刷との技術提携を通じて、印刷技術とエレクトロニクス技術の融合による革新的な製品開発が可能となり、市場での優位性を確立できるものと確信しております。