Pythonの基本:ループ、例外処理、ファイル操作


1. ループ

forループ

forループは、シーケンス(リスト、タプル、文字列など)の各要素に対して繰り返し処理を行います。

# リストの各要素を出力
fruits = ["apple", "banana", "cherry"]
for fruit in fruits:
    print(fruit)

range関数を使用したforループ:

# 0から4までの数値を出力
for i in range(5):
    print(i)

whileループ

whileループは、条件が真である間、繰り返し処理を行います。

# 0から4までの数値を出力
i = 0
while i < 5:
    print(i)
    i += 1

breakとcontinue

breakはループを終了し、continueは次の反復にスキップします。

# 3でループを終了
for i in range(5):
    if i == 3:
        break
    print(i)

# 3をスキップ
for i in range(5):
    if i == 3:
        continue
    print(i)

2. 例外処理

例外処理は、プログラムの実行中に発生するエラーを処理するための方法です。

try-exceptブロック

try:
    result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
    print("ゼロで割ることはできません")

複数の例外を処理

try:
    result = 10 / 0
except ZeroDivisionError:
    print("ゼロで割ることはできません")
except TypeError:
    print("型のエラーが発生しました")

elseとfinally

try:
    result = 10 / 2
except ZeroDivisionError:
    print("ゼロで割ることはできません")
else:
    print("計算結果:", result)
finally:
    print("このブロックは必ず実行されます")

3. ファイル操作

ファイルの読み込み

# ファイル全体を読み込む
with open('example.txt', 'r') as file:
    content = file.read()
    print(content)

# ファイルを行ごとに読み込む
with open('example.txt', 'r') as file:
    for line in file:
        print(line.strip())

ファイルの書き込み

# ファイルに書き込む(上書き)
with open('example.txt', 'w') as file:
    file.write("Hello, World!\n")

# ファイルに追記
with open('example.txt', 'a') as file:
    file.write("追加の行\n")

ファイルの存在確認

import os

if os.path.exists('example.txt'):
    print("ファイルが存在します")
else:
    print("ファイルが存在しません")

まとめ

この記事では、Pythonのループ、例外処理、ファイル操作について説明しました。これらの基本的な機能を理解し、適切に使用することで、より複雑で実用的なプログラムを作成することができます。

特に、ループを使用して繰り返し処理を行い、例外処理を使用してエラーを適切に処理し、ファイル操作を使用してデータの読み書きを行うことは、日常的なプログラミングタスクにおいて非常に重要です。